ROBOBASIC講座(FOR...NEXT)
【FOR...NEXT(フォー...ネクスト】
変数が終了値になるまで反復処理をする。
構文: FOR [変数] = [初期値] TO [終了値]
[反復して処理する実行文
NEXT [変数]
例: FOR i=0 TO 9
a=a+1
NEXT i
- FORの変数とNEXTの変数が異なっているとダメ(書き間違えない様に)
- 1づつのカウントアップできない
- カウントダウンできない
- FOR〜NEXTの中の実行文の中で、変数の値や、終了値を変更させられない
- FOR〜NEXTの中からGOTOで抜け出してはいけない
などの決まりがありますので注意して下さい。
さて、何を今になって!という感じですが、ROBOBASICのプログラミングにおいて、どの様に式を立てればいいのかについて、今回は話したいと思います。
《代入(計算式)その1》
プログラムでの式の書き方は、関数の式の「y=f(x)」のように、計算結果が最初に来る書き方をします。従って、左辺には式を書くことはできません。計算式には、算術演算子またはビット演算子を用います。今回は、算術演算子についてまとめます。
算術演算子には、「+」、「-」、「*」、「/」の四則と、「%」の余りを求める演算子があります。ROBOBASICの型には負の数値を扱える型がありませんし、以前書きましたが、型の範囲を超えてしまう場合の注意を払って下さい。また、小数点を扱える型がありませんので、割り算の結果は切り捨てになります。一般にコンピュータにおける常数の割り切れない場合の扱いは四捨五入でなく切り捨てですので 従って、割り算の場合は、「/」が商で、「%」が余りということで、それぞれを求めることができるのです。
あと、もうひとつ重要なことがありまして、ROBOBASICの算術演算子には優先順位がないということです。かけ算、割り算を先に計算するのではなく、常に、頭から計算していきますので、この辺も考慮して式を立てる必要があります。
いちおう、ここまでのことをふまえて、
a = 4 * 5 / 10
と
a = 5 / 10 * 4
の答えは同じでないので
それぞれいくつになるか分りますよね
気をつけてね
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