ROBOBASIC講座(IF...THEN...)
【IF...THEN...(イフ...ゼン)】
条件を判断し、条件が一致した場合の処理を行う
構文:
単一条件判断
IF [条件式] THEN [条件が一致した場合の実行文]
復号条件判断
IF [条件式1] THEN
[条件1が満たされた場合の実行文]
ELSEIF [条件式2] THEN
[条件2が満たされた場合の実行文]
ELSE
[条件1,2以外の場合の実行文]
ENDIF
《条件式》
ROBOBASICで使える演算子は、算術演算子、関係演算子、理論演算子、ビット演算子の4種類があります。IF文の中では、条件を満たしている(真)場合と、条件を満たしていない(偽)場合を判断する為の式を作る必要があります。その「真」と「偽」を計算する為の演算子は、関係演算子または理論演算になります。
関係演算子は、「= 」、「<>」、「<」、「>」、「<=」、「>=」を用いて、右辺と左辺を比べます。これはそんなに難しくないですよねIF文の中では、下の表のように、IFとTHENの間に、これらの演算子を用いて式を作ります。ちなみに「=」は、条件式では同じかどうかを比べている訳であって、代入される訳ではありませんよ。それから、見た目同じ意味になるかと思いますが、「=<」、「=>」のように反対にしてしまうとコンパイルが通りませんので注意して下さい。
理論演算子は、「AND」、「OR」、「XOR」がROBOBASICでは利用できます。この演算子は真、偽を計算するものになります。表の様に、真を1、偽を0として考えると解りやすいかもしれません。「AND」は両方が真なら「真」、「OR」は少なくともどちらかが真なら「真」、「XOR」はどちらかが真ならば「真」になります。ちょっと意味合いが違うかもしれませんが、集合で言えば、「AND」は、我々の時代(っていつや!?)では、「AキャップB」、今は、「AインターセクションB」ですね。「OR」は、「A カップ B」、「AユニオンB」になります。余計にややこしくなっちゃいましたかね
この表の例で、XとYと書きましたが、ROBOBASICには、真偽の型がありませんので、XやYは、上で書いた関係演算子の式を使います。
例:IF A=0 AND B>120 THEN
今回は、条件式について話ましたが、今回出てきた「=」、「AND」、「OR」、「XOR」は、算術演算子、ビット演算子としても使われる演算子なので、式の中で、これらを見た時、どんな演算子として、これらが利用されているのか間違えない様にして下さいね
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