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RZ1Basicマニュアル 04 コンパイルと転送

Rz1bicon04

コンパイルと転送

(2008/8/10)

RZ1Basicで作成したプログラム(ソースコード)を、シリアル通信により、ROBOZAKのマイクロコンピュータ(MR-C3024)に転送します。転送するデータは、ソースコードをそのまま転送するのではなく、MR-C3024上で実行可能な形式(オブジェクトコード)に変換したオブジェクトコードを転送します。このソースコードをオブジェクトコードに変換することをコンパイルといいます。

RZ1Basicでは、コンパイルと転送を、

  • プログラム編集ウインドウのツールバーにある3つのボタン
    Parallels_desktopscreensnapz086
  • コンパイルメニューの項目
    Parallels_desktopscreensnapz092

  • プログラム編集ウインドウのツールバー左にあるポップアップメニュー
    Parallels_desktopscreensnapz091

でおこないます。


《ソースコードをチェックする

Parallels_desktopscreensnapz084 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「ソースコードをチェックする」を選択することにより、ソースコードに問題なくコンパイルできるかどうかをチェックすることができます。

もしソースコードに問題点がある場合は、エディットフィールドの下にあるリザルトフィールドに問題点のあった行と、その説明がリストアップされます。なお、リザルトフィールドにリストアップされたそれぞれの項目をダブルクリックすることにより、その問題のあった行を表示させることができます。

Parallels_desktopscreensnapz089


《オブジェクトコードを作成する

Parallels_desktopscreensnapz085 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「オブジェクトコードを作成する」を選択することにより、ソースコードをコンパイルし、生成されたオブジェクトコードをファイルとして保存します。

※ソースコードのチェックとの違いは、ファイルとして保存されるか/されないかです。
※オブジェクトファイルの保存先は、ソースコードと同じフォルダ内にソースコードと同じファイル名で保存されます。ソースコードの拡張子は.basですが、オブジェクトコードの拡張子は.objとなります。 


オブジェクトコードを見る

プログラム編集ウインドウのツールバー左にあるコード変換メニューで、オブジェクトコードを選択することにより、コンパイルされたオブジェクトコードを見ることができます。
Parallels_desktopscreensnapz091
Parallels_desktopscreensnapz097

※オブジェクトコードの直接編集はできません。


《オブジェクトコードを転送する

Parallels_desktopscreensnapz087_2 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「オブジェクトコードを作成後、転送する」を選択することにより、コンパイルされたオブジェクトコードをファイルとして保存し、そのオブジェクトコードをMR-C3024へ転送します。

  1. シリアル通信の設定が完了していないと、オブジェクトの転送ができません。そのような場合は、通信設定のダイアログが表示されます(通信設定方法)。
  2. 転送前に以下のダイアログが表示されます。「転送」ボタンをクリックすることで転送が開始されます。
    Parallels_desktopscreensnapz093

※なお、オブジェクトコードは、転送により上書きされます。
※転送が完了すると、MR-C3024はリセットされ、プログラムが実行開始されます。


《プログラムの削除

Parallels_desktopscreensnapz094 コントローラーツールウインドウにある「削除」ボタンをクリック、または、コントローラーメニューの「プログラムを削除する」を選択することで、MR-C3024に転送されているプログラムを削除することができます。

実際に削除処理の前に、以下のダイアログが表示されますので、削除する場合は、「削除」ボタンをクリックして下さい。
Parallels_desktopscreensnapz098

※通信設定が未完了の場合、削除処理前に、通信設定のダイアログが表示されます。


《プログラムのリセット実行/停止

Parallels_desktopscreensnapz096 プログラムの実行/停止/リセットは、コントローラーツールウインドウにある図のボタン、または、コントローラーメニューの「プログラムを実行する/停止する/リセットする」を選択することにより行います。

※図のボタンは左から、リセット、実行、停止のボタンになります。
※通信設定が未完了の場合、削除処理前に、通信設定のダイアログが表示されます。


《オブジェクトコードの読込み

Parallels_desktopscreensnapz095 コントローラーツールウインドウにある図のボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「転送されているプログラムを読込む」を選択することにより、MR-C3024に転送されているオブジェクトコードを読込むことができます。

※プログラムの読込みには、転送時の20〜30倍以上の時間が掛かりますのでご注意下さい。
※通信設定が未完了の場合、通信設定のダイアログが表示されます。

読込みが完了すると、新規にプログラム編集ウインドウが作られ、MR-C3024から読込んだオブジェクトコードが表示されます。
Parallels_desktopscreensnapz097

 


《デコンパイル

デコンパイルは、逆コンパイルのことです。つまり、オブジェクトコードをソースコードに変換することをいいます。MR-C3024から読込んだオブジェクトコード(上記)、または、オブジェクトコードを開いた書類を開く)場合、そのオブジェクトコードを、デコンパイルすることができます。

コード変換メニューで、ソースコードを選択することで、デコンパイルすることができます。
Parallels_desktopscreensnapz091

※オブジェクトコードは、変数名、定数、ラベル名は記録されていません。従って、デコンパイルされたソースコードは、オブジェクトコードを作成した時と同じ変数名、定数、ラベル名にはなっていませんのでご注意下さい。

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