アンビリカルケーブル作るぞ!(消費電流と電源)
以前(2011/2/26)、バッテリーの容量のことを書きましたが、その復習も含めて、ロボゼロの消費電流および電源パワーのことを考えてみたいと思います。
バッテリーはいつ頃来る?
バッテリーが付いてくるのは、いつ頃かご存知ですか?デアゴのFAQのページによると「※専用バッテリーと専用バッテリー・チャージャーは65号前後で提供する予定です。」と書いてあります。
つまり、ボードは届いたものの、ボードに電源を投入できるのは、シリーズの終わり頃。まだまだ先ということになっちゃうんでしょうかね?
ま、でも、ロボットを操作する時はバッテリーでしょうけど、モーションを作っってる時はバッテリーを繋いで使うよりACから電源をとって使える方が、電池切れを気にする必要もなく便利ですよね。
なんで、アンビリカルケーブルを作ろうとしているんですけどね
JO-ZEROのバッテリー
JO-ZEROではオプションとしてFutabaのPR-4S780P 7.4V 780mAhのバッテリーを購入して使用することになっています。待ちきれない場合は、これを入手して使うことも可能でしょうね
- リチュームイオンポリマー
- 7.4V
- 780mAh
- 60g
- JO-ZEROで連続約20分動作可
20分と言っても、これはJO-ZEROの場合のデータなので、サーボの数が2〜4個多いロボゼロで使えば、20分以下となるでしょう
ロボゼロのバッテリー
さて、創刊号が出た頃に書きましたが、創刊号のIVページに、7.4V 800mAhのバッテリーが付いてくること書いてあります。
さらに、男のロボット部の放送内で、バッテリーは20分と説明しています。ということで、まとめると
- リチュームイオンポリマー
- 7.4V
- 800mAh
- 55g(ロボゼロのHPから)
- ロボゼロで連続約20分動作可
となります。
ボードやサーボの消費電流を仮定
ボード:HSWB-3Fの消費電流は、約130mAのようです。ロボゼロのHSWB-4Fの消費電流も同じ約130mAということに仮定します。
サーボ:サーボはテストボードを使って負荷を与えた時の実測値です(テストボードの消費電流分は引いてあります)。
- 無負荷停止時 約15mA
- 軽い負荷:約105mA
- 強めの負荷:約155mA
となりました。
消費電流を換算してみる
直立状態:軽負荷のサーボが10個(足8、腕2)、残りは無負荷と仮定して
- 105mA x 10 = 1050mA
- 15mA x 14 = 210mA
1050+210+130 = 1390mA
起き上がり等:負荷が大きい時の強負荷サーボが7個(足2、肩2、腕1、腰1)、軽負荷14個(その他)、無負荷3個(腰1、指2)と仮定して
- 155mA x 9 = 1395mA
- 105mA x 12 = 1260mA
- 15mA x 3 = 45mA
1395+1260+45+130 = 2830mA
最大負荷:全サーボが強負荷の場合
- 155mA x 24 = 3720mA
3720+130 = 3850mA
ストール状態での消費電流は計測してないのですが、200mAとして、全サーボストールしたとすると、200x24+130 = 約5000mA くらいでしょうかね。
安定化電源のパワーについて
私はALINCOのスイッチング式 Max 15V 32Aの安定化電源を購入しましたが、安定化電源を選ぶ時、どんな事柄に注意をはらわなければいけないんでしょうか?以下にざっと書き上げてみました。
- 瞬間最大容量(Max)と連続容量
- 例えば、私の購入したものは、32Aと書いてありますが、これはマックスの値であり、連続は30Aです。連続容量の方が最大容量より、若干低いってことですね。
- 必要量よりも一回り大きめを選ぶ
- 一回り大きいとは、たぶんロボゼロの場合は5Aとか7Aってとこでしょうかね。価格の違いは電流量の違いであり、大きい方が高いんですが、電源は大は小を兼ねます。大きすぎる必要もありませんが、価格に大きい差がないのであれば、思い切って、20〜30Aのものにするのもありかもしれません。
- スイッチング式
- 従来型よりスイッチング式の方が軽くて小さいため人気であり、主流になりつつある。スイッチング式は一般にはノイズに弱いと言われるが、従来型が弱い、ドライヤーやこたつ、電気毛布などからのノイズにはむしろ強い。
- 出力端子
- プッシュ式、シガープラグ式、バナナクリップ式といった端子の種類があります。DM-330MVは、それぞれの端子ごとにMaxが異なり、それぞれ5A, 10A, 32Aです。
- メーター
- 電圧/電流のメーターですが、メーターなんぞ必要ないという方もいるようですが、あるとなんとなく安心ですよね
デジタルメーターでなければ正確な値はやっぱテスターで計らないとダメかな?プリセットが何個か設定できる装置だと便利だよね。
- 電圧/電流のメーターですが、メーターなんぞ必要ないという方もいるようですが、あるとなんとなく安心ですよね
さて、今回はここまでです。ここに書いてある内容は、すべてが正しいとは限りません。各自の責任において行って下さい。
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