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5V対応SBDBTがついに発売開始!

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名前は「SBDBT5V」(写真左)
※写真右のBluetoothアダプターは別売りです

個人的に待望の、リクエストしていたPICマイコン基板「SBDBT」の5V対応版が2012年10月25日ついに発売開始となりました(ランニングエレクトロニクス

5Vの認証済みBluetoothモジュールはなかなか売ってないので、とても有用だと思います。

SBDBTに関しては、過去に書いたSBDBTに関連するブログをまとめておきましたので、そちらを見て下さい。

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※左:SBDBT5V、右:SBDBT

ということで、今回は、新しく発売された5V対応SBDBTについて、従来型のSBDBTとの違いを比べてみましたので、参考にして下さい。(※なお、ここで書かれていることは2012/10/26時点の事柄でありあくまでも参考程度にして下さい。実際のことに関してはランニングエレクトロニクスさんのページで得られる資料などで、各自ご確認下さい。)

●電圧関連(の違い)

SBDBT5VはLDOレギュレータを搭載し、従来型と同じ3.3Vから5Vまでの入力電圧に対応しています。信号は、6番/7番/10番ピンはバッファ(レベル変換IC)出力により、3.3V電源で使用すると3.3V出力、5V電源で使用すると5V出力となります。また、4番/5番/8番/9番ピンは5.5Vトレラント入力/3.3V出力となってます。

●サイズ(の違い)

SBDBT5Vは、LDOレギュレータとバッファが搭載されたことにより、外寸が 約23.46x24.13x17mm(ピン含む)となり、横が0.5mmほど、縦が3.14mm大きくなりましたが、電圧や信号の変換を自作することを考えれば、このサイズの差は全く問題ない、というか自作するより小さくなりますよね

●ピン配列(の違い)

従来型とピン配列コンパチです。基本的にこれまでと同じに使えます。

●ファームウエア(の違い)

従来型とファームウェアコンパチ(※6番/7番/10番ピンを出力として使用する場合)です。これまでと同じもので使えます。

●価格(の違い)

SBDBT5Vが3,980円となり、SBDBT(2,980円)より1000円高くなりましたが、Bluetoothアダプターと合わせて5000円程度なので、1000円高くなったとは言え、まだまだ低価格なBluetoothモジュールですよね

●試してみた(違い)

とりあえず私の利用目的であるロボゼロで、

  • SPPファーム + VS-C2 for Android
  • Wiiファーム + Wiiクラシックコントローラー
  • PS3ファーム + PS3 DUALSHOCK3

動作テストしてみました。

従来型の場合、電圧の違いがあるために別途回路を作りそれにSBDBTを付ける必要がありましたが、SBDBT5Vなら無線ポートからの3本をそのままSBDBT5Vの2,3,7番につなぐだけなので、すごく簡単で、省スペース
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頭部の中にもピッタリ納まりますよ
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コントロールに関しても、従来型と同じ様に問題なく動きました

以上、今回はこれくらいで、ロボゼロとSBDBT5Vに関しては、別途もう少し書きたいと思っていますので楽しみにしていて下さい

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コメント

すごいのが出ましたね^^
アルミの中で電波が届くかちょっと心配ですが、頭の中に入るなんて、ロボゼロオフィシャル無線ですね。というかロボゼロ用に作ってくださったんでしょうね!とにかくうれしい一品です。

投稿: 二名川 | 2012年10月29日 (月) 05時18分

質問です。この機器をarduinoのリモコンとして用いるには、他に何が必要になりそうでしょうか。もしくはarduinoだったらBluetoothアダプターUSBから直で信号を拾えたりするでしょうか?

投稿: 二名川 | 2012年10月29日 (月) 21時31分

すみません、英語がよくわかりませんが、あったっぽいです。

ttp://wiki.tinyclr.com/index.php?title=PS3_Controller#Bluetooth

別途USBシールドが必要のようでした。
SBDBTを使えれば、ピン数が節約できて良い感じですね。

投稿: 二名川 | 2012年10月29日 (月) 21時45分

想定しているのは、受信器側ですよね?

そうです。USB Host Shieldというのがあったりしますが、これのArduino Pro mini版があります。
http://www.circuitsathome.com/products-page/arduino-shields/usb-host-shield-for-arduino-pro-mini/

ここにPS3関連のコードもあります。
https://github.com/felis/USB_Host_Shield_2.0

持ってます(^^)が、買ったとほぼ同時にSBDBTのことを知ったので全く使ってません。

こういったシールドを買ってなんだかんだやるよりは、SBDBTを使った方がいいような。。。どうしてもArduinoが使いたければ、SBDBT+Arduinoで、既存のファーム+Arduinoでプログラムでもいいのかもしれないですしね。

投稿: micono | 2012年10月29日 (月) 22時03分

レスありがとうございます。
そうです受信側です。SBDBTから出るシリアル信号をarduinoで使うためのライブラリは何を探せばよいか分からなくて・・・
ロボゼロにも使えるので、とりあえずSBDBTを購入しました。また相談させてください。

投稿: 二名川 | 2012年10月30日 (火) 02時03分

えっと、難しく考え過ぎのように思います。

SBDBTのTX/RXは、TX=7番ピン、RX=8番ピンで、普通にArduinoのSerial通信とか、SoftwareSerial, NewSoftSerialといったシリアルのライブラリを使えばいいかと思います。

SPPのファームを使う場合は、普通にシリアル通信そのものですし、WiiやPS3のコントローラー用のファームを使うなら、RCB-3の形でデータがTXから出力されます。

兎に角、どの場合でも、Serial.available()でチェックして、Serial.read()で読めばいいと思います。

が、この説明で、わかりますでしょうか?

投稿: micono | 2012年10月30日 (火) 09時29分

分かりそうな感じになりました。まとめエントリまで作っていただき、ありがとうございます。詳細メールしました!

投稿: 二名川 | 2012年10月31日 (水) 00時38分

通信速度の差などはありますでしょうか?
よろしくお願いします。

投稿: 水性ペンギン | 2013年4月22日 (月) 21時36分

水性ペンギンさん
コメントありがとうございます。

申し訳ありません、私も専門家ではないので、正しく答えられないかとは思いますが、通信速度が同じ値に設定してあれば、基本同じなんじゃないでしょうか?受送信した後の処理の差はあるかもしれませんが、それは何と何を比べてどんな量のデータを受送信するかによって変わりそうですよね。
そんなシビアな高速性が必要なんでしょうか?

投稿: micono | 2013年4月22日 (月) 22時19分

Bluetoothを用いてカメラモジュールで撮影したデータをパソコンに送ろうと考えています。
体感的に変わりないようでしたらどちらでもよい気がしますが、大きく変わるようですと困るので質問させていただきました。

投稿: 水性ペンギン | 2013年4月22日 (月) 22時25分

水性ペンギンさん
ありがとうございます。
何と何を比べれば良いのでしょうか?
ひとつはSBDBT5Vでしょうけど、それと比べるものは何でしょうか?

投稿: micono | 2013年4月22日 (月) 22時36分

すみません。
SBDBTとです。お願いします。

投稿: 水性ペンギン | 2013年4月22日 (月) 22時39分

私も詳細はわからないので、ランエレさんにお聞きしました(^^)

SBDBTとSBDBT5Vの違いでもあるレベル変換ですが、レベル変換にかかる時間はナノ秒単位なのでシリアル転送にかかる時間より桁違いに小さいので、問題になりません。

SBDBTで処理できるのは秒間10キロバイト程度です。

もし送信するデータが、動画を追従させて送ることを目的とされている場合、カメラによってことなりますが、例えば、1フレーム10キロバイトとしても30fpsとなると秒間300キロバイト転送する必要があり、秒間10キロバイト程度の能力のSBDBTでは無理だそうです。

投稿: micono | 2013年4月23日 (火) 00時54分

詳しく説明していただきありがとうございます。
お時間とらせてしまって申し訳ありませんでした。
情報を有効活用できるよう頑張ります

投稿: 水性ペンギン | 2013年4月23日 (火) 20時48分

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