自炊した本を製本する場合の手順
読みもしないのに、本を買うので、本だらけでしたが、近頃は自分で電子化ができるようになって、大分スペースも作れました
最近は、ただ裁断して取り込むだけでなく、残しておきたい本は、また製本するようになりました。
今回は、「自炊した本を製本する場合の手順」をまとめておきたいと思います
まずは道具
製本機:とじ太くん3000を使ってます。3cm程度の厚さまで製本できます。
ホットメルト:熱で溶けるシートタイプの糊。背表紙に貼付けて製本機の熱で溶かして紙を綴じます。
ダブルクリップ:製本する本をクリップで綴じて、接着剤で仮止めします。
裁断機:大型の裁断機がないとね。いちばん単純な安物を使ってます。3万円くらいするものは、まっすぐ切れるし、レーザーで位置合わせができてすごくいいようです。
●複合機/フラットベッドスキャナー
:我が家にあるのは、OKIのカラーレーザー複合機。最近はインクジェットの複合機を持っている方も多いので、フラットベッドタイプのスキャンはできる方も多いですよね
●ドキュメントスキャナー:これがなきゃ自炊はできないでしょう
私はScanSnapを持ってますが、やっぱ、いちばんいいかね?
表紙を外す
自炊した後、元通りに戻す為には、表紙や表紙カバーを切ってはいけません
(2-1) 矢印の部分がのり付けされてるので、引っ張って剥がします。この様な部分は本の最初と最後のほうにあります。両方とも剥がしておきます。
(2-2) 製本機を製本する時と同じ状態にセットアップしておきます。
(2-3) コピー用紙などを巻き付けて製本機に入れ糊を溶かします。※紙を巻くのは溶けた糊が製本機のヒーターなどに付くのを防ぐ為です。
(2-4) 糊が溶けているうちにすかさず。表紙を取ります。※糊が伸びて、あちこちに付きますので注意しつつ、大胆に取りましょう
(2-5) さらに、糊が溶けているうちにすかさず。本を50〜100ページ程度ごとに分解します。※適当でいいんですが、元に戻すため切り取る部分を出来るだけ少なくします。その為にあまりページ数は多くしない方がいいと思います。
裁断とスキャン
(3-1) 裁断する。※裁断する部分は出来る限り細くします。5mm以下の方が良いのではないかと思います。
(3-2) 切った本がちゃんと1ページづつになっているか、一枚一枚チェックします。必ずスキャンする前に行って下さい。※細めに切っている為、ちゃんと外れてないページが混ざっている可能性は高いです。
(3-3) ドキュメントスキャナーで読み込みます。※製本した後、またバラバラにするのは容易ではありません。製本しちゃう前に汚れなどがないか何度もチェックして下さい。
(3-4) 裁断しなかった表紙や、表紙カバーは、フラットベッドのスキャナーで読み込みます。※とても面倒です。
(3-5) Adobe Acrobatで、表紙カバー、表紙、本編を連結させ、必要に応じて、文字認識やリンクを作成します。
製本
(4-1) ダブルクリックで挟んで、瞬間接着剤などで、背表紙をところどころ接着します。※裁断したことによって背表紙より分厚くなっちゃってますので、クリップで挟んで細くして、その状態を維持する為です。
※見える側を揃えて、背表紙側は、ギザギザになってても構いません。ホットメルトの糊に埋まって分からなくなるので気にする必要はありません。
(4-2) ホットメルトを背表紙に貼ります。※両端5mmくらい空けます。が、むしろ少し漏れ出るくらいの方が再断面のギザギザが見えなくなるため良いかと思います。
(4-3) 一番最初剥がした部分に糊を付けます。※矢印の部分
(4-4) 溶け出した糊でヒーターが汚れないように、コピー用紙など、紙を巻いて、製本機に入れて、完成
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