ランニングエレクトロニクスさんから出ている小型マイコン基板 「SBDBT」というのを買いました。
これお勧めです
●外観は、2.54mmピッチ10ピンの足がついており、表には、USBコネクタが付いており、一見、USBコネクタのブレイクアウトボードの様に見えますが、基板の裏には、PICマイコンが付いており、中には、Bluetooth SPP Server用のファームが書込まれているため、Bluetoothアダプタを装着するだけで、簡単にBluetooth通信モジュールとして使えるという仕組みになっています。(※SBDBTにはBluetooth USB アダプターは付いておりません。お持ちでない場合は別途お買い求めが必要です)
●ハードウエア仕様は、ざっと
- 入力電源:2.55V〜3.6V (CPU 32MHz)
- 外形寸法:約22.86mm×20.32mm×17mm(ピン含む)
- CPU:Microchip社PIC24FJ64GB004T-I/PT(16 ビット CPU)
- 動作周波数:最大 32MHz
- 消費電流: CPU 単体アクティブ時 30mA 程度 (3.3V,32MHz)
といった感じです。
さらに詳細を知りたい方はSBDBTのページにあるマニュアルをご覧下さい。
●ファームの書換えは、pickit3で簡単に行えます(詳しくはマニュアルを)。
マックでバーチャルマシン(Parallels Desktop for Mac)でWindows7を動かした、MPLAB 8.87やMPLAB X ver1.30。そしてマック版のMPLAB X ver1.10でもコンパイル、書込み、および、動作確認しましたが、私のやった範囲では問題なく動きました。
ここで書く事でもないんですが、MPLABでも、MPLAB Xでも、パワー供給をオンにしないと上手く書込みできませんでした。
●ファームのサポートに関しては、サポートページに最新版がアップロードされてます。
現在(2012/9/9)は、
- Bluetooth SPP Server
- Wiiリモコン通信
- PS3コントローラ(SIXAXIS)通信:近日公開予定
SPPサーバーのファームだけでも嬉しいんですが、なんと、WiiやPS3のBluetooth無線対応のゲームパッド用のファームもダウンロードできます。
●XBeeタイプ版もあり、XBee用に設計された装置に接続することができる。XBeeのような形をしたSBDXBTという名前のバージョンも用意されています。こちらもSPPサーバーなど、SBDBTと同じようにファームが用意されています。普段XBee系をお使いの場合は、このXBeeタイプもいいのではないかと思います。
●価格
SBDBTの価格は、2980円です。
手持ちのBluetoothアダプタは、凄く古かったのでBluetooth ver4.0+EDR/LEに対応している、BSHSBD08 (iBuffalo) を新たに購入しなおしました。1000円程度でした。どのアダプタが動作チェック済みかは、マニュアルに書いてあります。
無線関連は日本の技術適合にかなりお金がかかるせいもあってか、SPP対応Bluetoothモジュール結構高いんですが、認可はBluetoothアダプタにお任せしちゃうタイプのモジュールなので、両方合計しても4000円程度。お安く済みます
●今後
今後どのように改良されて行くのか期待しちゃいますね。まずはPS3コントローラ(SIXAXIS)対応ファームが近日公開です

その他に
- SPPサーバーのATコマンド対応とか
- WiiのClassicコントローラ対応とか
- 贅沢言うなら5V対応とか
兎に角、日本の会社なので、質問もし易いですし、現に、とても親切にサポートして頂けるので、とても助かりました。SBDBTお勧めです。
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