マニュアル(RZ1Basic)

RZ1Basicマニュアル 03 設定と情報 《ゼロ点設定》

Rz1bicon04

設定と情報ゼロ点設定》

(2008/11/10)


ゼロ点設定

RZ1Basicのゼロ点設定では、基本16関節のサーボモーターだけでなく、24個のすべてのサーボモーターの補正を行うことができます。

  • コントローラーツールウインドウの「ゼロ点を設定する」
    Parallels_desktopscreensnapz099
  • コントローラーメニューの「モーターゼロ点設定」
    Parallels_desktopscreensnapz100

により、以下のダイアログが表示されます。この画面を使って、モーターのゼロ点設定を行います。

Parallels_desktopscreensnapz049基本16関節用

Parallels_desktopscreensnapz050設定用画面は2種類用意されています。ひとつは上図の基本16関節用のものと、もうひとつは各自でカスタマイズもできる設定画面です。

ウインドウ中央付近のポップアップメニュー(図)で切換えることができ、カスタムタイプを選択すると、下図の様にロボザックの拡張20関節の設定がデフォルトで用意されています。こちらの設定画面では「編集モード」にすることが可能で、画像等を各自のロボットに合わせてカスタマイズすることが可能です(後述)。
Parallels_desktopscreensnapz048拡張20関節用

Parallels_desktopscreensnapz102 「読込み」ボタンをクリックします。これにより、MR-C3024に記録されているゼロ点情報が読込まれ、ゼロ点設定用の姿勢になります。
※モーターの回転方向は起動中と同じ設定になっています。
※ゼロ点の姿勢の為の基本姿勢は、環境設定で予め設定しておくことが可能です。ゼロ点設定用の基本姿勢の設定方法に関しては、環境設定のページをご覧下さい。

ゼロ点用の基本姿勢になるように、各モーターの角度を補正します。
※基本16関節用の設定画面でも24個全てのモーターの調節が可能です。
Photoshopscreensnapz002

Parallels_desktopscreensnapz104 各サーボの値の設定が終わったら、「書込み」ボタンをクリックすることで、MR-C3024の内蔵EEPROM内に、その設定が書込まれます。

  • Parallels_desktopscreensnapz105_3 プログラム編集エディタのカーソルのある位置に、ゼロ点設定を書込みます。
  • Parallels_desktopscreensnapz106_2 各モータを読込んだ時の補正値に戻します。
  • Parallels_desktopscreensnapz107 各モータを読込んだ時の状態に戻した後、読込み前の状態に戻します。

 

ゼロ点設定画面のカスタマイズ

Parallels_desktopscreensnapz051「カスタムタイプ」の設定画面では、「編集モード」ボタンをクリックすることで、ロボットの画像および調整用ボタンの位置を、各自のロボットに合わせて変えることが可能です(下図)。
Parallels_desktopscreensnapz055

画像を変える

編集モードで、画面上に画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、その画像に置き換わります。ウインドウのサイズが画像の大きさに合わせて自動的に調整される為、大きすぎず小さすぎないことが望ましいと思います。
※横440ピクセル以下になるとボタン類が隠れてしまいます。
※保存ボタンをクリックしない限り、この画像は反映されません。

調整用ボタンの配置

編集モードでは、マウスでドラッグすることができます(追従性が悪いです)。調整用ボタンの中央黄色い部分に、サーボモーターの番号が表示されているので、対応するボタンを画像の各モーターの近くに配置して下さい。

また、roboMakerの設定ファイルを参照できる機能があります。「userRobot.dat」をドラッグ&ドロップすることにより、ボタンを自動で配置させることができます。

編集モードの終了

Parallels_desktopscreensnapz052編集モードからは、図の「保存」ボタンまたは「取り消し」ボタンをクリックすることで抜けることができます。文字通り、「保存」ボタンをクリックすれば、編集した状態が保存され、「取り消し」ボタンをクリックすれば、編集状態を破棄し、編集前の状態に戻ります。

なお、保存して、カスタマイズした後、RZ1Basicのカスタムタイプのデフォルトの設定画像に戻したい場合は、Option(Mac)/ALT(Win)キーを押したまま、「取り消し」ボタンをクリックすることで、戻すことができます。

 

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RZ1Basicマニュアル 03 設定と情報 《環境設定》

Rz1bicon04

設定と情報 《環境設定

(2008/11/10)


環境設定

ファイルメニューの「環境設定」(Windows)/RZ1Basicの「環境設定」(Mac)を選択するか、コントロール+「,」(Windows)/コマンド+「,」(Mac)で、環境設定の為のダイアログが表示されます。

Parallels_desktopscreensnapz060 Rz1basicscreensnapz029

エディタテキスト
Photoshopscreensnapz003_2

  • ソースエディター:プログラムを書くエディットフィールドのフォントの種類、サイズ、および、予約語などのカラーを設定します。
    • Keywords:MOVE, DIR, GOTOなどのコマンドの色
    • Strings:クォーテーションで括られた文字の色
    • Number:数値の色
    • Marker:MAIN, Standard_Poseなどラベル名の色
    • Comments:コメントの色
    • Operator:+,-,>,=などの色
    • Valiable:未使用
    • Conditional:IF, FOR関連で使ってます。
    • Notice:未使用
  • オブジェクトエディター:コンパイル結果のバイナリーをフォントの種類および、サイズを設定します。16進数で表示されるので、フォントは等幅フォントが選択できるようになっています。
    Parallels_desktopscreensnapz073

モーター情報
Photoshopscreensnapz004

  • 頭部モーター #:頭の回転の為のモーターを装着している場合、これをオンにし、接続しているポート番号を設定します。これをすることで、3D画像の頭部が連動し回転するようになります。
  • 股関節ヨー軸:股関節のヨー軸のモータを装着している場合は、これをオンにして下さい。これをすることで、3D画像の股関節ヨー軸が連動し回転するようになります。
  • モーター名称:名称のセルをクリックすることで、モーターの名称を編集することができます。これらの名称は、ヘルプタグなどで表示されることに用いられます。
  • スタンダードポーズ:角度のセルをクリックすることで、スタンダードポーズの際の角度を予め指定しておくことができます。この設定は3D画像の下、「S」のボタンをクリックした場合などに利用されます。また、「EEPROMに書込む」ボタンをクリックすると、内蔵EEPROMのスタンダードポーズを指定する部分に書込みを行います。

モーター回転方向
Photoshopscreensnapz005

  • DIR:回転方向のに関する設定で、チェックが入っていると正回転、入ってないと逆回転になります。各自のロボットに合わせて設定を行って下さい。
  • Reverse:主に3D画像に対する設定で、実際の動きと3D画像の動きが逆向きの回転をしているような場合、チェックを入れることで逆向きの動きになります。

モーター回転範囲
Photoshopscreensnapz006

各関節のモーターの可動範囲の設定です。サーボモータは10から190度まで可動できますが、関節によっては、他とぶつかって、その範囲で動かせないものもあります。ROBOBASICの'$LIMITコマンドと同じ機能であり、コンパイル時に、この値を参照し、可動範囲外のデータがないかチェックを行い、注意のメッセージを表示します。注意だけなのでコンパイルエラーとして扱われません。なお、デフォルトでは少しきつめの設定になっていますので、セルをクリックすることで、各自のロボットに合わせて、値を変更して下さい。

ヘルプタグ
Photoshopscreensnapz007

  • モーター番号ヘルプタグを表示する:RZ1Basicでは、MOVE, GETMOTORINなどのコマンドにマウスポインターを合わせると、モータの名称などの情報を表示します。このヘルプタグを表示するかしないかを設定します。
    • Position X,Y:ヘルプタグを表示する位置を設定します。マウスに近すぎて、他のMOVEデータが隠れてみにくいという場合に調整します。
    • モーター名:ヘルプタグに、モーター名を表示するか否か
    • モーター回転範囲:ヘルプタグに、モーター回転範囲を表示するか否か
    • 反対側モーター角度:ヘルプタグに、反対側(18番モータなら、0番モーター)の角度を表示するか否か

スナップショット
Photoshopscreensnapz008

RZ1Basicでは、ポーズやモーションのデータを画像ファイルとして保存し、保存したポーズ/モーションを簡単に利用できる機能があります。その際の画像ファイルの保存場所と、その画質を設定します。デフォルトでは、マイピクチャーの中のRZ1Snapになります。

ゼロ点設定
Photoshopscreensnapz009

ゼロ点設定時のポーズを設定します。セルをクリックすることで変更できます。ロボットをカスタマイズした場合、別のゼロ点用ポーズが必要な場合に変更して下さい。

※これらの設定は、RZ1Basicを一度終了させないと反映されないものもありますので、ご注意下さい。

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RZ1Basicマニュアル 05 プログラムの編集

Rz1bicon04

プログラムの編集

(2008/8/22)


《プログラム編集ウインドウ》
プログラム編集ウインドウは、ツールバー(ボタン等)と、4つのフィールドからなります。ソースコードの編集は主に、このウインドウを使って行います。

Progdoc

●ツールバー
ツールバーには、よく使う機能を簡単に使える様になっており、

  • ソースコードの保存
  • カット/コピーなどの編集機能
  • コンパイル/転送機能
  • シミュレーション機能
  • コマンドリファレンス
  • コード切換え
  • 検索機能

などがあります。

●フィールド

  • プログラム編集フィールド:ROBOBASICのソースコードを書込み編集します。
  • ラベルフィールド:このフィールドには、ソースコードの中に書かれたラベル名がリストアップされます。ラベル名を選択すると、そのラベルの行が表示されます。
  • リザルトフィールド:コンパイル時のエラー行、検索結果などがリストアップされます。ダブルクリックすることで、対応する行を表示させることができます。
  • シミュレーションフィールド:ソースコードのMOVEの行が選択された場合、ソースコードのシミュレーションを行っている場合、対応するポーズに動きます。

Rz1basicscreensnapz008
フィールドの仕切りのほぼ中央部分3カ所(カーソルが変化します)をクリックしてドラッグすることで、それぞれのフィールドの大きさを変更することができます。


《基本操作》

Rznos ●新規/開く/保存:ソースコードを新規に作成する/ソースコードファイルを開く/ソースコードファイルを保存に関しては、こちらのページを参照して下さい。

Rzundo●アンドゥ(取り消し):前の操作を取り消し、前の状態に戻します。図のボタン、「編集」メニューの「取り消し」、「Control(Win)/Command(Mac)」+「Z」、右クリック+「取り消し」でこの操作を行えます。

Rzcut ●カット(切り取り):選択範囲の文字列を削除し、その削除された文字列をクリップボードにコピーします。図のボタン、「編集」メニューの「カット」、「Control(Win)/Command(Mac)」+「X」、右クリック+「カット」でこの操作を行えます。

Rzcopy ●コピー(複写):選択範囲の文字列をクリップボードにコピーします。図のボタン、「編集」メニューの「コピー」、「Control(Win)/Command(Mac)」+「C」、右クリック+「カット」でこの操作を行えます。

Rzpaste ●ペースト(貼付け):クリップボードにある文字列をカーソルの位置に挿入します。もし文字列が選択されている場合は、その選択された文字列をクリップボードにある文字列に置き換えます。図のボタン、「編集」メニューの「ペースト」、「Control(Win)/Command(Mac)」+「V」、右クリック+「ペースト」でこの操作を行えます。

Rzcmp ●コンパイル関連:ソースコードのチェック/コンパイル/ロボザックへの転送関連のボタン。これらのボタンに関しては、こちらのページを参照して下さい。

Rzsim ●シミュレーション関連:ソースコードをシミュレーション画像上で動かすためのボタン。この使い方は、別ページに書きます。

Rzmusic ●MUSICコマンド編集機能:このボタンをクリック、または、「編集」メニューの「音楽を編集」を選択することで、MUSICコマンド編集ウインドウを表示します。MUSICコマンドを簡単に作成することができます。この使い方は、別ページに書きます。

Rzref ●コマンドリファレンス:このボタンをクリック、または、「ヘルプ」メニューの「コマンドリストを表示」を選択することで、ROBOBASICのコマンドの一覧が表示されます。この使い方は、別ページに書きます。

Photoshopscreensnapz009 ●コード表示切換え:このポップアップメニューで、ソースコードとオブジェクトコードの切換えができます。これに関しては、こちらのページを参照して下さい。

Photoshopscreensnapz001 ●検索/置換:このアイコンをクリック、「編集」メニューの「検索」を選択、または、「Control(Win)/Command(Mac)」+「F」で、検索/置換の操作が行えます。この操作方法に関しては、下記の「検索/置換の操作」の項目をご覧下さい。

Photoshopscreensnapz003 ●クイック検索:ここに検索したい文字を入力することで、ソースコード内を検索することができます。検索結果は、リザルトフィールドにリストアップされます。検索結果をダブルクリックすることで、対応する行を表示させることができます。

Photoshopscreensnapz007_2 Photoshopscreensnapz008 ●コメント化/非コメント化:このボタンをクリックすることで、カーソルのある行をコメントにしたり、非コメント化したりすることができます。

 

《検索/置換の操作》

検索/置換のアイコンをクリック、「編集」メニューの「検索」を選択、または、「Control(Win)/Command(Mac)」+「F」を行うと、図のような検索/置換ウインドウが表示されます。

Photoshopscreensnapz004

検索したい文字を入力、合わせて置換も行いたい場合は、置換したい文字を入力し、「検索」ボタンをクリックして下さい。検索結果が、図の様に表示されます。
Photoshopscreensnapz005

さらに、次を検索したい場合は、「Control(Win)/Command(Mac)」+「G」、または、検索/置換ウインドウの「次を検索」をクリックして下さい。※検索/置換ウインドウは、プログラム編集ウインドウの裏に隠れてしまっているかもしれません。もし、置換語も入力している場合は、「置換後、次を検索」のボタンをクリックすることで、で検索された文字を置換して次を検索することができます。
Photoshopscreensnapz006

 

《その他の操作》

●数値を選択して、「Option(Mac)/ALT(Win)」を押したまま、マウスホイールを回すと、数値を変更させられます。
Rz1basicscreensnapz040

●DIR, GETMOTORSET, INIT, MOVE, ZEROコマンドのデータにカーソルを合わせると、モーター番号が表示されます。
Firefoxscreensnapz007

●ON...GOTOのラベル名にカーソルを合わせると、そのラベルが何番目に書かれているのかを表示します。
Rz1basicscreensnapz036

●プログラムのGOTO, GOSUB, ON...GOTOのラベル名にカーソルを合わせ、「Option(Mac)/ALT(Win)」+ダブルクリックすると、そのラベル名の行にジャンプします。
Rz1basicscreensnapz038

●ラベルフィールドのラベル名を選択すると、選択したラベル名の行にジャンプします。
Rz1basicscreensnapz039

●エディットフィールドの上の、左右の矢印が選択可能な状態の時、左矢印をクリックすると、ジャンプした元の行に戻り、右矢印をクリックすると、以前戻った行に戻ります。(ブラウザの戻る/進むのボタンと同じような挙動です)
Rz1basicscreensnapz041

●MOVEコマンド行を選択すると、シミュレーション画像が、その状態のポーズをとります。
Rz1basicscreensnapz042
Screensnapz016

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RZ1Basicマニュアル 00 目次

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RZ1Basicマニュアル 04 コンパイルと転送

Rz1bicon04

コンパイルと転送

(2008/8/10)

RZ1Basicで作成したプログラム(ソースコード)を、シリアル通信により、ROBOZAKのマイクロコンピュータ(MR-C3024)に転送します。転送するデータは、ソースコードをそのまま転送するのではなく、MR-C3024上で実行可能な形式(オブジェクトコード)に変換したオブジェクトコードを転送します。このソースコードをオブジェクトコードに変換することをコンパイルといいます。

RZ1Basicでは、コンパイルと転送を、

  • プログラム編集ウインドウのツールバーにある3つのボタン
    Parallels_desktopscreensnapz086
  • コンパイルメニューの項目
    Parallels_desktopscreensnapz092

  • プログラム編集ウインドウのツールバー左にあるポップアップメニュー
    Parallels_desktopscreensnapz091

でおこないます。


《ソースコードをチェックする

Parallels_desktopscreensnapz084 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「ソースコードをチェックする」を選択することにより、ソースコードに問題なくコンパイルできるかどうかをチェックすることができます。

もしソースコードに問題点がある場合は、エディットフィールドの下にあるリザルトフィールドに問題点のあった行と、その説明がリストアップされます。なお、リザルトフィールドにリストアップされたそれぞれの項目をダブルクリックすることにより、その問題のあった行を表示させることができます。

Parallels_desktopscreensnapz089


《オブジェクトコードを作成する

Parallels_desktopscreensnapz085 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「オブジェクトコードを作成する」を選択することにより、ソースコードをコンパイルし、生成されたオブジェクトコードをファイルとして保存します。

※ソースコードのチェックとの違いは、ファイルとして保存されるか/されないかです。
※オブジェクトファイルの保存先は、ソースコードと同じフォルダ内にソースコードと同じファイル名で保存されます。ソースコードの拡張子は.basですが、オブジェクトコードの拡張子は.objとなります。 


オブジェクトコードを見る

プログラム編集ウインドウのツールバー左にあるコード変換メニューで、オブジェクトコードを選択することにより、コンパイルされたオブジェクトコードを見ることができます。
Parallels_desktopscreensnapz091
Parallels_desktopscreensnapz097

※オブジェクトコードの直接編集はできません。


《オブジェクトコードを転送する

Parallels_desktopscreensnapz087_2 このボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「オブジェクトコードを作成後、転送する」を選択することにより、コンパイルされたオブジェクトコードをファイルとして保存し、そのオブジェクトコードをMR-C3024へ転送します。

  1. シリアル通信の設定が完了していないと、オブジェクトの転送ができません。そのような場合は、通信設定のダイアログが表示されます(通信設定方法)。
  2. 転送前に以下のダイアログが表示されます。「転送」ボタンをクリックすることで転送が開始されます。
    Parallels_desktopscreensnapz093

※なお、オブジェクトコードは、転送により上書きされます。
※転送が完了すると、MR-C3024はリセットされ、プログラムが実行開始されます。


《プログラムの削除

Parallels_desktopscreensnapz094 コントローラーツールウインドウにある「削除」ボタンをクリック、または、コントローラーメニューの「プログラムを削除する」を選択することで、MR-C3024に転送されているプログラムを削除することができます。

実際に削除処理の前に、以下のダイアログが表示されますので、削除する場合は、「削除」ボタンをクリックして下さい。
Parallels_desktopscreensnapz098

※通信設定が未完了の場合、削除処理前に、通信設定のダイアログが表示されます。


《プログラムのリセット実行/停止

Parallels_desktopscreensnapz096 プログラムの実行/停止/リセットは、コントローラーツールウインドウにある図のボタン、または、コントローラーメニューの「プログラムを実行する/停止する/リセットする」を選択することにより行います。

※図のボタンは左から、リセット、実行、停止のボタンになります。
※通信設定が未完了の場合、削除処理前に、通信設定のダイアログが表示されます。


《オブジェクトコードの読込み

Parallels_desktopscreensnapz095 コントローラーツールウインドウにある図のボタンをクリック、または、コンパイルメニューの「転送されているプログラムを読込む」を選択することにより、MR-C3024に転送されているオブジェクトコードを読込むことができます。

※プログラムの読込みには、転送時の20〜30倍以上の時間が掛かりますのでご注意下さい。
※通信設定が未完了の場合、通信設定のダイアログが表示されます。

読込みが完了すると、新規にプログラム編集ウインドウが作られ、MR-C3024から読込んだオブジェクトコードが表示されます。
Parallels_desktopscreensnapz097

 


《デコンパイル

デコンパイルは、逆コンパイルのことです。つまり、オブジェクトコードをソースコードに変換することをいいます。MR-C3024から読込んだオブジェクトコード(上記)、または、オブジェクトコードを開いた書類を開く)場合、そのオブジェクトコードを、デコンパイルすることができます。

コード変換メニューで、ソースコードを選択することで、デコンパイルすることができます。
Parallels_desktopscreensnapz091

※オブジェクトコードは、変数名、定数、ラベル名は記録されていません。従って、デコンパイルされたソースコードは、オブジェクトコードを作成した時と同じ変数名、定数、ラベル名にはなっていませんのでご注意下さい。

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RZ1Basicマニュアル 03 設定と情報

Rz1bicon04

設定と情報

(2008/8/10)


通信設定

プログラムを転送したり、コントローラーの情報を得たり、ゼロ点を設定したり、パソコンとロボザック/ロボノバのマイクロコンピュータ(MR-C3024)と通信を行う為に、通信設定を行う必要があります。※USB-RS232Cコンバータおよび、そのドライバのインストールなどに関しては、ご利用のコンバータに付属のマニュアルなどをご覧下さい。

コントローラーツールウインドウの「通信設定」のアイコンをクリックすると、通信ポートの設定を行う為のダイアログが表示されます。
Parallels_desktopscreensnapz065

Parallels_desktopscreensnapz064

MR-C3024と接続しているシリアルポートを選択します。

「シリアルポート」のポップアップメニューの中から、MR-C3024と接続しているものを選択して下さい。Macでは接続可能なデバイスの名称が表示されるので、判りやすいですが、WindowsではCOM+ポート番号でしか表示されないので、間違えないようご注意下さい。
Rz1basicscreensnapz027

接続方法を選択します。

接続方法は、以下の3種類が設定できます。
Parallels_desktopscreensnapz066

この設定は、プログラムの転送/削除の際の通信速度に違いがあります。

プログラムの転送/削除の際:

  • 「直結」は、通信速度を115200bpsに変更して、転送します。パソコンとシリアルケーブルでMR-C3024で繋いでいる場合、これを選択します。
  • 「無線モジュールを使用」は、9600bpsのまま転送します。Bluetooth、ZigBeeなどのモジュールを介してMR-C3024と接続している場合、通信速度を変えることができないため、これを選択します。
  • 「BlueSMiRFを使用」は、通信速度を115200bpsに変更して、転送します。BlueSMiRFを使っている場合、これを選択します。

切断の設定

「自動で切断しない」がオンになっていると、データの通信が終了しても、回線が切れません。特別何らかの理由が無い限り、これをオンにしておいて大丈夫です。
Parallels_desktopscreensnapz069

※接続状態にある時は、コントローラーツールウインドウの右下にRz1basicscreensnapz028 が表示されていますので、切断したい場合は、このRz1basicscreensnapz028をクリックして下さい。

設定が終わったら、「OK」ボタンをクリックして、ダイアログを閉じて下さい。

なお、この通信設定記録されているので、起動ごとに設定する必要はありません。設定状況は、通信設定のボタンの上にマウスを持ってきた時に表示されます。
Parallels_desktopscreensnapz063


《コントローラの情報

以下の方法で、MR-C3024の各種情報を得ることができます。

通信設定がされている状態で

  • コントローラーツールウインドウの「コントローラーの情報を見る」のボタンをクリック
    Parallels_desktopscreensnapz070
  • コントローラーメニューの「コントローラーの情報」を選択、または、コントロール+「I」(Windows)/コマンド+「I」(Mac)
    Parallels_desktopscreensnapz071

で、情報を得ることができます。

Parallels_desktopscreensnapz072


環境設定

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ゼロ点設定

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RZ1Basicマニュアル 02 ファイルの読書き

Rz1bicon04

ファイルの読書き

(2008/8/2)



新規書類を作る

以下の方法で、新しく空の書類を作ることができます。

  • コントローラーツールウインドウの「新規」のアイコンをクリックする
    Parallels_desktopscreensnapz048
  • ファイルメニューの「新規」を選択、または、コントロールキー+「N」(マック版ではコマンドキー+「N」)
    Parallels_desktopscreensnapz049


書類を開く

RZ1Basicは、以下の方法で、

  • basファイル(roboBASIC/RZ1Basic書類)
  • objファイル(roboBASIC/RZ1Basicのオブジェクト書類)
  • rsfファイル(roboScript/プログラミング・シミュレータ書類)
  • simファイル(SimROBOT書類)

の書類を開くことができます。

  • コントローラーツールウインドウの「開く」のアイコンをクリック
    Parallels_desktopscreensnapz044
  • ファイルメニューの「開く...」、または、コントロールキー+「O」(マックはコマンドキー+「O」)
    Parallels_desktopscreensnapz045
  • RZ1Basicのアイコンに書類をドラッグ&ドロップする
    Parallels_desktopscreensnapz042
  • ファイルメニューの「最近使った項目を開く」
    Parallels_desktopscreensnapz046

※最初の2種類の方法の場合、次に、開く書類を選択するダイアログが表示されますので、そこで書類を選択して下さい。

※Objファイルが選択された場合は、以下のようなダイアログが表示される場合があります(同一名称basファイルが見つからない場合は、このダイアログは表示されません)。

そのまま、objファイルを開く場合は、「objを開く」を選択して下さい。objファイルでなく、同一名称のbasファイルを開く場合は、「basを開く」を選択して下さい。
Parallels_desktopscreensnapz043


作成したプログラムを保存する

以下の方法で、作成した書類を保存することができます。

  • プログラム編集ウインドウツールバーの「保存」のボタンをクリックする
    Parallels_desktopscreensnapz052
  • ファイルメニューの「保存」または「別名で保存」を選択する
    Parallels_desktopscreensnapz053

※ファイルとして未保存の書類の場合、および、「別名で保存」を選択した場合、保存先およびファイル名を入力する保存ダイアログが表示されます。

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RZ1Basicマニュアル 01 RZ1Basicについて

Rz1bicon04

RZ1Basicについて

(2008/8/2)

RZ1Basicは、ROBOZAK-1/ROBONOVA-1の制御用のベーシック言語(ROBOBASIC言語)のプログラミング編集、プログラムのコンパイル、および、ロボットへの転送などに、対応した、多機能な、プログラム開発統合環境ソフトウエアです。
Rz1basicscreensnapz0182


動作環境

RZ1Basicは、以下の環境で起動させることができます。

Windows版:

  • Window NT... ? 
  • Window 2000... 可(VM上での動作確認) 
  • Window 98... 可(VM上での動作確認)
  • Window ME... 可(VM上での動作確認)
  • Window XP... 可(動作確認報告あり)
  • Window Vista... 可(動作確認報告あり) 

Macintosh版:

  • Mac OS X 10.3.9 (PowerPC)
  • Mac OS X 10.4.11 (PowerPC & Intel Mac)
  • Mac OS X 10.5.2 (PowerPC & Intel Mac)

※その他、インストールされている必要があるもの

  • QuickTime最新版(ダウンロード
  • Quesa(インストーラにより含まれる)


ライセンスおよび免責

  • RZ1Basicは、フリーソフトウエアです。
  • RZ1Basicの著作はMicono Utilitiesにあります。
  • RZ1Basicを使用したことによって生じたすべての問題に関して、Micono Utilitiesは一切の責任を負いません。ご利用者各自の責任においてご利用下さい。
  • RZ1Basicアーカイブおよびその中に含まれる書類などの、Micono Utilitiesに無断で他への転載/掲載を禁じます。


ダウンロードとインストール手順

●ダウンロード

RZ1Basicは、ROBOMICホームページのRZ1Basicのページでダウンロードできます。

●インストール

以下の手順で、RZ1Basicのインストールを行って下さい。

Macintosh版:

  1. ダウンロードが終了すると、インストーラが自動で起動し、以下のウインドウが表示されます。メッセージに従って、「続ける」ボタンをクリックしていって下さい。
    Screensnapz002
  2. 「インストールの種類」では、「カスタマイズ」にしないで、そのまま「インストール」ボタンをクリックして頂いた方が無難です。
    Screensnapz002
  3. コンピュータの管理者の名前とパスワードを入力して「OK」をクリックすると、インストールが開始されます。
    Securityagentscreensnapz001_2
  4. インストールが終了したら、「閉じる」のボタンをクリックして、インストーラーを終了させて下さい。

Windows版:

  1. ダウンロードが終了すると、以下のメッセージが表示されます。「実行する」のボタンをクリックして下さい。
    Parallels_desktopscreensnapz055
  2. インストーラーが起動し、以下の画面になります。メッセージに従って、「次へ」のボタンをクリックしていって下さい。
    Parallels_desktopscreensnapz004
  3. インストールが終了したら、「完了」のボタンをクリックして、インストーラーを終了させて下さい。

RZ1Basicを起動する

以下の方法で、RZ1Basicを起動させることができます。

  • RZ1Basicのアイコンをダブルクリックする
    ※Macintoshの場合は、アプリケーションフォルダにインストールされています
    Parallels_desktopscreensnapz050
  • スタート>すべてのプログラム>Micono Utilities>RZ1Basicを選択を選択する(Windows版)
    Parallels_desktopscreensnapz051
  • 書類をRZ1Basicのアイコンにドラッグ&ドロップする
    Parallels_desktopscreensnapz042

起動時、以下のメッセージが表示されます。よくお読みの上、同意のもとでご利用下さい。なお、起動時に、毎回表示されます。このメッセージを表示させなくさせる場合は、「今後このダイアログを表示しない」にチェックを入れて下さい。
Parallels_desktopscreensnapz047

 


RZ1Basicを終了させる

以下の方法で、RZ1Basicを終了させることができます。

  • コントローラーツールウインドウの「クローズ」ボタンをクリックする(Windows版)
    Parallels_desktopscreensnapz057
  • ファイルメニューの「RZ1Basicを終了」を選択、または、コントロールキー+「Q」(Windows版)、コマンドキー+「Q」(Macintosh版)で終了します。
    Parallels_desktopscreensnapz058

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RZ1Basicのマニュアル

RZ1Basicだけの話ではないのですが、RZ1シリーズのソフトウエアのマニュアルを全然作っていません。

ちょこちょこ手を加えているんで、せっかくマニュアルを書いても、すぐ新しいものに書き直さなくてはいけなくなるかもしれないのも大変ですから、なかなか書けないでいました。

マニュアルは、PDFにしている場合がほとんどです。

時々、HPHTMLファイルにしている場合もあるんですが、今回は、私としては、始めての試み(って、そんな大げさなことではないけど)、ブログにマニュアルを作ってみようかと思います。

PDFで作るより、書換えが楽に思いまして、RZ1シリーズのような、いつも開発中/いつもプロトタイプみたいなソフトのマニュアルを書くには都合がよいのではないかと思ってます。

実際やってみて、やっぱり使い勝手が悪いようならば、PDFとかも考えることとして、とりあえず、やってみますね

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